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思い出アルバム2011       
▽ 北アルプス / 雲ノ平   第3日
         
第3日 雲ノ平〜 祖父岳〜ワリモ岳〜鷲羽岳〜三俣蓮華岳〜双六岳 /2011.8.8                        
<コースタイム>  雲ノ平山荘6:20→7:00スイス庭園7:15→8:20祖父岳8:30→ワリモ岳10:10→10:45鷲羽岳1130→12:30三俣山荘13:20→14:00三俣峠→三俣蓮華岳→双六岳→16:50双六小屋
<マップ> ここ

<画像をクリックすると、拡大します。>

ハイマツと高山植物に彩られた広大な台地を取り囲む山々を見ると、本当に奥深いところへ来てしまったと実感する。写真は黒部五郎岳と 左奥に笠ヶ岳
雲ノ平山荘は昨夏リニューアルオープンして間もない新材の香りがする。屋根の形は以前と同じでおしゃれ、時が経つにつれ周りの風景に も溶け込んでくるのだろう。洗面台は手作りでまだ整備途中、トイレの手洗い場しかないのは不便。
この日、水晶岳から昇る朝日は眠い感じ。山中から産出する水晶は、はるか南海のサンゴ礁が石灰岩となりプレートに乗ってやって来たの が起源という。ダイナミックな地球の動きにロマンを感じる。
チングルマが朝日に輝く台地の向こうには三俣蓮華岳の美しいフォルム。右奥は笠ヶ岳。
雲ノ平には火山岩がごろごろ散らばっており、その間を木道が整備されているので快適に散策できる。整備してくれた方々に感謝です。台 地の南東に釣鐘状に聳える祖父岳火山。

スイス庭園から今回、行けなかった高天原を見下ろす(中央の青緑色の平場)。その左にいくつか見える、こんもりした丘は水晶岳の北尾 根が風化して崩れ落ちたものとのこと。あな恐ろし!
祖父岳への登りから台地を振り返ると、すでに雲ノ平山荘は遥かに遠ざかって見える。手前の赤い屋根はキャンプ場。
祖父岳の広い頂上の向こうは水晶岳がゆったりと座っている。
祖父岳頂上から南には槍・穂高連峰が望める。
ワリモ岳と鷲羽岳の鞍部付近から黒部源流を見下ろす。黒部川は現在は台地の西側半周を右回りに流れるが、以前は南から北へ直線的に流 れていたものが、下流の火山の噴火によって堰き止められ湖ができ、200mにも及ぶ砂利の層が堆積された。その後その上に祖父岳から噴出した溶岩が覆った とのこと。
鷲羽岳は烏帽子岳〜槍ヶ岳西鎌尾根に至る裏銀座コースの重鎮でどっしりと風格がある。
タカネシオガマの赤紫とタカネツメクサの白が、文字通り高嶺に咲いていた。
誰が植えたのかタカネツメクサとイワギキョウの寄せ植えが飾られていました。
鷲羽岳は比較的新しい火山で南側中腹にある鷲羽池は噴火口の跡。噴出した溶岩は脆くてほとんど浸食されているとのこと。
鷲羽岳から三俣山荘への下り。正面には雪渓を残した三俣蓮華岳 三俣山荘の二階食堂で昼食をとる 三俣峠から三俣蓮華岳は指呼の間

先行の3山女子+1山男のパーティーから”一緒に登りましょう”の声 で、 MSさんは峠にザックを置いて三俣蓮華岳をピストンしました。 年長のHGさんは何と!双六岳まで完全踏破しました。
OZは太もも肉離れの後遺症のためテーピングしてこまで来たが、明日の長い下りに備え大事をとって、巻道をお花見と決め込む。MSさ んも同行してくれました。 ミヤマキンポウゲの群落にコバイケイソウの白が散りばめられていました。
咲き残っていたチングルマの白い花とコイワカガミのピンクの群生。
お花見を楽しんで双六岳からの下山道分岐に着くと、HGさんを先導してくれた山女子パーティーと一緒になりました。
双六小屋への最後の下り
充実度、満足度120%で生ビールで乾杯!このあと山女子グループと大キレットなど山談義で大いに盛り上がりMSさんは大興奮、日程 調整に入る勢いでした。
      

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