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ヤマハハコが咲く草原の向こうには、中央手前に平たくうねるような雲ノ平、奥の山並みは水晶岳、祖父岳、ワリモ岳、鷲羽岳、三俣蓮華
岳など黒部源流の山々。
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太郎平小屋から北ノ俣岳方面へ木道を行き、しばらくすると分岐を左にとり、薬師沢へ下る。朝露に濡れた木道は勾配のきついところには
滑り止めがあり、よく整備されている。
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次第に雲ノ平が迫ってくるが、薬師沢へは太郎小屋から400m以上下り、それ以上を登り返さなければならない。 |
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沢を渡る渡渉点には木橋が架けられているが、増水によって時々流されるようで、ワイヤーで支持した角パイプで代用したものも何箇所か
ある。
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「カベッケが原」はカッパが化ける原っぱの意味だそうな。かつて地元の人たちはこのあたりでカッパの姿をよくみたという。
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薬師沢小屋の前から吊り橋を渡ったら直ぐに梯子で河原に降りる。吊り橋はしっかりしたワイヤーで吊られているが、ピッチが広く踏板も
狭くて、高所恐怖症の人は躊躇するかもしれないが、リズミカルに歩みを進めれば難なく渡れる。
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渡った先の河原から見上げる吊り橋。 |
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黒部川の流れと薬師沢小屋を振り返ったところ。
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小さな滝の傍らを通ると直ぐに、雲ノ平への登り口と黒部川沿いに行く高天原への道の分岐がある。
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分岐に立つ道標の高天原の「原」の字に温泉マークをかたどってあるところがユーモラスで、思わずそちらに向かいたくなる。
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大きな石や大木の根っこを直登すること2時間半以上、諦めて水分補給しながらゆっくり登るしかない。 |
勾配が緩くなると針葉樹や灌木の中に敷かれた木道をたどっていく。
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アラスカ庭園は火山岩がむき出しになっており、ここが火山の噴火にあったことを気づかせる。
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ハイマツ帯を歩いているとき、突然の落雷に肝を冷やした。3人とも素早くハイマツの陰に身を伏せた。 |
雲ノ平山荘に辿り着き、ホッと胸をなでおろす。ここを今晩の宿とすることで、高天原行きは断念!露天風呂にも入れない。
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雲ノ平は火山岩台地の上をハイマツや高山植物が覆い、その間に池塘が点在する別天地。 |
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岩苔小谷を挟んで聳える水晶岳に湧き立つ雲。山小屋のスタッフもこんな景色は久々だとカメラを持ってテラスに出てきた。
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