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思い出アルバム2011  
▽ 雲ノ平 / 雲上 のロングトレイル   第1日
              
2011. 8. 6(土)〜9(火)  名古屋発は前夜8.5夜行バスにて 
参加者:3人 
 
北アルプスの奥懐・雲ノ平は過去2度計画したが、天候その他の事情により中止となった。今回3度目の正直を期待して、例年であれば天候の最も安定する8月 上旬に計画した。
天気は梅雨明けが異常に早かったこともあり、不安定な日が多く、前半の2日は午後から雷を伴った雨にたたられた。
そのため、第1日目に薬師沢小屋までの予定が太郎平小屋泊まり、2日目は雲ノ平山荘までで、憧れの高天原(たかまがはら)をカットせざるを得なかった。
しかしその分、黒部源流の森の清々しさや時々刻々と変わるガスや雲の動き、雨上りの清涼感あふれる空気など、奥深い山の気を五感で感じることができた。
  また、3人の元気で可憐な女性と雲ノ平で合流した1人の山男の4人パーティーとはコース行程が同じとなり、抜きつぬ抜かれつ(次第に抜かれつ追いつけず) の関係で、最後の双六小屋ではミニ反省会と山談義に話が弾み、いっそう楽しい山旅となりました。4人組のみなさん、ありがとうございました!

<アクセス>
・ 往路 JR名古屋駅23:15−(JRバス・ドリーム号)→5:15富山駅5:00 −(折立行き直通バス)→7:00折立登山口
           ※夜行バスの富山到着が予定より早かったため、5:00発の折立行き一番の直通バスに乗車できた
・ 帰路 新穂高温泉15:55
−(濃飛バス)→17:27高山バスセンター17:30
−(JR高速バス)→20:05JR名古屋駅
           ※乗り継ぎ券にもかかわらず、高山BCに到着と同時に高速バスが発車してしまい、係員に呼び戻してもらい間一髪で乗 車

  第1日 折立〜太郎兵衛平 /2011.8.6                               
   <コースタイム> 折立登山口7:45→五光岩ベンチ12:05→太郎平小屋13:15
      <マップ> ここ
   
<画像をクリックすると、拡大します。>
登山口の折立には、富山発5:00の直通バスに乗れたおかげで7:00着、すでに広い駐車場は満車で手前の道路に長い縦列ができてい た。
身支度を整え、腹ごしらえをして出かける頃には小雨がぱらつき始めた。
登山道に入って間もなく、昭和38年1月、薬師岳登頂を目指し猛吹雪と寒気のため遭難死した愛知大学山岳部員13名の慰霊碑が設置さ れている。
見通しのきかない樹林帯を長らく登った後、1869.8mの三角点からは開かれた明るい道となる。
植生保護のため材木で仕切られた道で太郎平小屋を目指す。大小の石がごろついており歩きづらい。
晴れていれば大きな山体の薬師岳や遠く剱岳も見渡せるが、今日は雨に煙って望めない。
笹原の中のニッコウキスゲの群落も花の盛りを過ぎているようだ。
休憩、食事タイムを含め太郎平小屋まで5時間半を要した。雨も本降りで予定を変更し、今夜はここ泊まり。
三俣蓮華岳での病人救助に向かう県警のヘリ
ときおり雷を伴った雨がひとしきり降った後には虹が出て、蒸し暑い小屋を飛び出して外の空気を吸う客たち。
ハイマツの間に群生するニッコウキスゲは花期も終盤で、朽ちてうなだれたものも多い。
黒部五郎岳に至る山並みの緑も雨に打たれた後で、しっとり感がある。 薬師岳のゆったりとした大きな山体。右側手前のピークはケルンのある薬師平、山頂は左奥。


日没時の西の空の雲は、明日の不安定な天気を予感させる。


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