ホームへ
TOPページへ

思い出アルバム2010         1247m    1182m
    ▽ 鈴鹿/御池岳〜鈴北岳  


2010.4.17 天気:曇り/晴れ
参加者:9人 
歩行時間: 4時間
 
鈴鹿の最高峰御池岳は花の名所!春うららの陽気に誘われて9人が参加しました。
と思いきや、この日は関東地方は41年ぶりの遅い雪で奥日光では31センチの積雪、都心でもうっすら雪化粧と季節はずれの一日。
でも東海地方は低気圧も去って下界は天気晴朗、予定通りコグルミ谷登山口に座るいしぶみに刻まれた”心の山”に入りました。

明るい林を快適につめていき2時間弱で御池岳丸山の頂上に到着、山頂一帯に茂る潅木はなんと真っ白に華をつけて、時折差す陽光に輝いてえも言われぬ美しさ に感激 !!
樹氷(霧氷)の世界を体験することができました。(樹氷は霧氷の一種だそうですが、いまいち明解な理解が得られません)
小1時間の花の宴としゃれ込みたいところでしたが、何せ霧氷ができるということは冷たい空気にさらされている証拠!風除けできる場所を陣取りましたが、徐 々に体が冷えて鼻水もずるずる出そうで、長居はできませんでした。
風が吹くとパラパラと音を立てて落果し、白い花びらを地面に散りばめていました。

鈴鹿北部は石灰岩地質で、御池岳はその典型、ゆったりとした平頂丘で石灰岩地に特有な墓石様(?)の石灰岩の塊カレンフェルトや窪地ドリーネが散在し、こ こでは日本庭園と呼ばれているそうです。
穏やかな陽気であれば庭園に仰向けに寝転んだりして思索にふけり”こころの山”をかみしめたいところでしょうが、止まると体が冷えそうなので先を急ぎ、鈴 北岳から鞍掛峠経由で無事下山しました。
充実の一日でした!

<コースタイム>
10:00コグルミ谷登山口→10:30長命水→11:00六合目・カタクリ峠→11:40九合目・真ノ谷分岐→11:55御池岳頂上(丸山)12: 48→13:10真ノ池→13:25鈴北岳→14:13鞍掛峠→14:30鞍掛トンネルP→14:50コグルミ谷登山口

      
 
長命水で小休止、傍らにカモシカの頭骨が!水を飲めなかったのでしょうか? コグルミ谷は所々崩れやすいところがあり、そうした箇所ではおしゃべりは程ほどにして注意が必要です。
この先陥没箇所ありの注意看板。 明るい雑木林を快調に登っていきました。
六合目のカタクリ峠、カタクリの花もこのところの冷え込みで遅れているのかまだ葉っぱのみでした。 御池の真っ白な山頂部が見えてきました。 
頂上への最後の登りはなかなか手強いが、まもなく人声が聞こえ元気を振り絞りました。 冷たい風を避けて華の宴を張りました!
冷たかったせいか記念撮影も思わず寄り添って? 風上に針状に成長している霧氷。
頂上部に茂る木は、カエデの仲間であるオオイタヤメイゲツという名の潅木だそうです。 風で落果して白い花びらのようでした。 
真ノ池。石灰岩地に特有の窪地ドリーネに水がたまった池か。 日本庭園のなかの散策路の道しるべ。元池へはまたの機会にすることにして、先を急ぎました。 
カレンフェルトの向こうに先ほどまで居た丸山頂上。鈴北岳への登りの途中から振り返ったところです。  鈴北岳の手前にある大きなアセビの木。 
鈴北岳頂上はなだらかな草原。  コグルミ谷へ至るタテ谷コースの分岐には、崩壊しやすく初心者要注意の看板があります。 
 
鞍掛峠への下り、正面には霊仙山のドッシリとした山体が飛び込んできます。  鞍掛峠を振り返ったところで、左から降りてきました。右へ行くと三国岳、烏帽子岳への道を辿ります。 

       
このページのトップへ戻る