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2025  
                         
北八ヶ岳 / 苔むす神秘的な森と縞枯れ現象の山々を巡る!
          2384m                 
▽北八ヶ岳/ 茶臼山


2025年7月25日(金)
参加者:5名
<コース>
                中 央自動車道      メルヘン街道
JR 高蔵寺駅前== ==・多治見IC= ==== ===諏訪IC=== == ==麦 草峠ⓟ麦 草ヒュッテ…
大 石峠…中 木場△ 茶臼山 (往復)… 中木場…大石峠…麦草ヒュッテ麦草峠ⓟ 

<マップ>

 この山行は前週と今回の2回実施、前週は参加者2名で縞枯山も含め予定の2山達成。今回は5名で天候の都合で茶臼山のみ。
 スタート地点の麦草峠は標高2120mで、志賀高原の渋峠についで国内2番目の高所にあるため、北八ヶ岳登山の便利な拠点の一つ。峠に建つ麦草ヒュッテ道向かいの登山口がスタート、11時20分。
少し進みメルヘン街道国道299号を横断すると右手に
「茶水の森」という案内標識が立つ池が現れる。林床性のミズゴケが腐植土の上で群落を作るとある。これを過ぎて緩やかな木道歩きから次第にゴロ石交じりの道を進む。両側にはシラビソ等の常緑針葉樹が林立し、林床をふんわりと苔が覆う。
しばらく行くとササに覆われた少し開けた大石峠に着く。オトギリ平・五辻への分岐の標識が立つ。
さらに15分ほど進むと茶臼山右手と示す標識が立つ中木場のピークに出る。正面に目指す茶臼山、その右は縞枯山の展望丘と思われる。
茶臼山の斜面にも八ヶ岳の森の所々に見られる縞枯れ模様を見ることができる。シラビソに代表される針葉樹が立ち枯れて幹が白っぽくなり、濃い緑の間に筋状をなし、この縞模様は順次移動していくという。

このあたりで雷鳴が聞こえ雨がぽつりと落ちてきた。丁度12時で食事時だが、ここでランチするのは危険である。少し戻って樹林の中でゴロ石に腰掛けて食事兼待機。スマホで雨雲、雷雲の情報を確認すると、付近に
何カ所か強い雨雲がうごめいている。やがて幾分空が明るくなり、雷雲も離れていく傾向になったので、茶臼山に向けて歩を進めた。樹林の中を往くこと約45分、14時に茶臼山展望台に到着した。
雲がやや多めであるが、山頂からの展望は良好で、北に蓼科山、横岳、南には天狗岳から八ヶ岳の主峰赤岳へと続く峰々を望むことができた。
ただ天気が心配なので記念写真撮影など15分ほど楽しんだ後、縞枯山は今回は取りやめ麦草峠へと帰途を急いだ。
中木場を過ぎるころから雨が本降りとなり、雨具を装着したが、ゴロ石の間の水たまりの水嵩が上がって、30分くらいの間であったが、登山靴の中に雨水が浸入することとなった。途中に四阿など雨を避ける場所は無く、麦草ヒュッテの手前で雨は上がり、15時20分無事到着。

ヒュッテで超軟水の地下水で淹れたおいしいコーヒーを飲んでホッとできました。
帰路、横谷渓谷にある灌漑事業でできた乙女滝と、農業用ため池で神秘的な景観で東山魁夷画伯の名画のモデルにもなった御射ヶ池(みしゃがいけ)にも立ち寄りました。
お疲れさまでした〜


<画像をクリックすると、拡大します。>

スタートは麦草峠に建つ麦草ヒュッテ
ミズゴケが腐植土の上に群落を作る湿地「茶水の森」
緩やかな木道歩きの後、ゴロ石参りの道を行く
シラビソなどの針葉樹と林床を苔がむす
ササに覆われた大石峠 茶臼山は右手を示す標識の立つ中木場
正面は目指す茶臼山、右は縞枯山の展望丘。
所々に縞枯れ現象を見ることができる
茶臼山頂上への道を急ぐ
茶臼山頂上
茶臼山展望台 縞枯山の奥に美しい台形の蓼科山
八ヶ岳連峰のなだらかな裾野と主峰赤岳へと続く峰々
中木場付近で雨が降り出す。少し降りた所で雨具装着
ゴロ石の間の水たまりで、登山靴に雨水侵入
麦草ヒュッテに無事到着
おいしいコーヒーを飲んでホッと。
横谷渓谷沿いの灌漑事業で出来た乙女滝
農業用ため池”御射ヶ池”
東山魁夷の名画のモデルにもなったという

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