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思い出アルバム2010      ▽ 北アルプス/五色ヶ原  
  
2010.8.21()〜22() 天気:晴れ
参加者:5人 
 
下界では記録的な猛暑が続く8月、立山連峰にある雲上の楽園、五色ヶ原に行ってきました。
五色ヶ原はおよそ10万年前、立山火山の噴火による溶岩が堆積してできた地形だそうで、その北西には火山活動とその後の浸食によってつくられた巨大なくぼ 地カルデラ地形が見られます。
なだらかな緑の高原には色とりどりの高山植物が咲き競っていますが、我々が訪れたときには群生するチングルマの花穂が陽光に美しく輝いているのが印象的で した。

標高は約2500mでスタート地点の室堂とは100mほどの差しかありませんが、コースはアップダウンが続き、特に獅子岳からザラ峠への下りは標高差 350mの滑りやすいザラザラした岩屑で、参加者のうち2名は軽い高山病に冒されて失速、ひいこらへいこら小屋へ辿りつきました。

<コースタイム>
1日目=名古屋3:00発東海環状--東海北陸--北陸自動車道--立山駅9:30発ケーブルカー、バス
室堂10:40〜一ノ越(昼食)12:15〜浄土山分岐13:25〜鬼岳東面13:45〜獅子岳14:45〜ザラ峠15:55〜五色ヶ原山荘16:45
2日目=五色ヶ原山荘5:40〜ザラ峠6:15〜7:35獅子岳8:10〜鬼岳東面9:00〜浄土山分岐 9:50〜10:00浄土山(昼食)10:50〜室堂12:10
      
 
室堂から一ノ越への登り アキノキリンソウ
一ノ越でランチタイムの後、龍王岳への登りはけっこうキツイ! 黒部の谷を挟んで聳える針ノ木岳の雄大な姿
鬼岳から獅子岳への途中の木道、これも植生保護のためでしょうが、傾いているところなどあh歩きづらい。 獅子岳への登りから鬼岳東面稜の向こうに雄山
 
獅子岳山頂より龍王岳と右奥に雄山 苦しいアップダウンの途中で、チングルマの美しい花穂にしばし癒される。
 
新しいステンレスの梯子もあり、コースはよく整備されている。   五色ヶ原手前のカルデラ地形の一角。
 
五色ヶ原へ続く木道とその脇の植生保護された草原は、さながら傷病兵のようで痛々しい。  やっと今日の目的地である五色ヶ原山荘に到着。
 
翌日も天気晴朗、朝のすがすがしい空気の中で、早立ちのパーティーは準備運動に余念がない。  5時20分、後立山連峰 赤沢岳の肩の辺りから日の出。 
 
   
   
山荘に別れを告げる。後は鳶岳、その奥には薬師岳。  ヤマハハコ 
 
昨日下った獅子岳からザラ峠、今日はこれを登らなければ帰れない。  五色ヶ原と巨大くぼ地カルデラの一角、左奥の山並みは北薬師岳、薬師岳。白い建物は薬師岳山荘(獅子岳山頂から) 
 
チングルマが後立山連峰を背景に輝いて、静かに舞い上がっていきそうです。 
   
鬼岳の向こうに北アルプスの山並みを名残を惜しんで振り返る。 昨年映画化された新田次郎の小説「剱岳点の記」の主人公柴崎測量官もザラ峠や五色ヶ原を辿っている。 

   
<獅子ヶ岳から南方面のパノラマ>




      
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