思い出アルバム2009                1935m          
                 ▽ 屋久島/宮之浦岳

2009年5月12〜18日、世界遺産・屋久島を訪れたときのアルバム(写真スライドショー)です。
屋久島は九州の最南端佐多岬の南60kmに位置し、周囲130Km、面積500Km2の五角形をなしています。
島の中央部は九州最高峰の宮之浦岳をはじめ1800m級の高峰が連なり、「洋上アルプス」と呼ばれています。(下の図を 参照)
地質的には、マグマが地下深くで冷却して固まってできた花崗岩が隆起してできたものです。
島の人は、この中央部の高峰を”奥岳”と、その周囲の1000m前後の山々を”前岳”と呼び、以前は島のどの集落でも旧暦5月と9月に豊漁豊作、家内安全 などを願って「奥岳参り」の行事が行われていたそうです。
また「屋久島では月に35日雨が降る」と林芙美子の小説にあるように、年平均降水量が海岸部で4000ミリ以上、山岳部では8000ミリ以上と日本有数の 多雨地帯です。この雨が豊かな水をもたらし、スギの原生林や独特の景観を育んでいます。
沿岸部では温暖な亜熱帯、山上部では亜寒帯の気候に相当し、幅広い多様な植生の垂直分布が連続して残されていることから、世界遺産の登録にいたったようで す。

奥深い緑の森、多くの生命を宿して聳え立つ屋久杉、山上に鎮座する巨岩のオブジェ、青い空にあっという間に湧きあがる雲、一気に落下する滝、澄みきった水 の流れ、掬ってのどを潤すその水の美味さ・・・

1週間の滞在期間中は雨が少なく、二日目早朝と最終日の短時間のにわか雨程度、1泊2日の宮之浦岳〜縄文杉トレッキングも雨具の出番がありませんでした。

<コース>
・ 第1日:名古屋→中部国際空港⇒鹿児島空港→鹿児島本港南埠頭〜宮之浦港
・ 第2日:宮之浦→白谷雲水峡---太鼓岩---白谷雲水峡→安房 (写真ス ライドショーギャラリー番号0〜10)
・ 第3日:安房→淀川登山口--黒味岳--宮之浦岳--新高塚小屋〔泊〕 (ギャラリー番号11〜30)
・ 第4日:新高塚小屋--縄文杉--小杉谷--荒川登山口→安房     (ギャラリー番号31〜47)
・ 第5日:安房--松峰大橋→トローキの滝→千尋滝→平内海中温泉→大川の滝→西部林道→永田
                                            (ギャラリー番号48〜60)
・ 第6日:永田→屋久島灯台→西部林道→栗生青少年旅行村→中間ガジュマルや田代海岸→永田
                                            (ギャラリー番号61〜77)
・ 第7日:永田→宮之浦→屋久杉自然館→屋久島空港⇒中部国際空港→名古屋

<屋久島マップ> 
洋上アルプス> (島の北方約40kmから 地図ソフト「カシミール」で作成) 
 

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